こんにちは、投球・送球アドバイザーの飯塚大樹です。
今回は、ジュニア期の筋力トレーニングについてお話ししたいと思います。
私がこれまでの26年の野球人生を通じて実感してきたのは、成長期の基礎づくりが将来のパフォーマンスに大きな影響を与える、ということです。
成長期における筋力トレーニングは、パフォーマンス向上やケガ予防の面でとても重要です。
ただし、小中学生など成長が顕著な時期に本格的なトレーニングを行うと、骨の成長を妨げたりケガのリスクが高まったりする可能性があります。
そのため、トレーニングの内容や負荷には慎重な配慮が必要です。
そこで
成長期の筋力トレーニングで意識するべきこと
準備期間として捉える
成長期は本格的な筋力トレーニングを開始する準備期間と考えましょう。
骨が成長する時期には無理な負荷をかけるのではなく、体を操るために必要な基礎的な筋力をつけることが重要です。
小学生時代に私とは全然レベルが違う選手で今考えると無理なトレーニングを続けた選手がいました。
当時、その選手に敵うはずもなく凄いなーと感心していた自分がいました。
その選手は小学6年生の頃から怪我が増えるようになり腕や肩を痛めてしまいしばらく投げられない期間がありました。
その後も怪我との戦いで高校を卒業と同時に野球を辞めてしまいました。
今振り返るとジュニア期の大切さを感じています。
私個人としては無理な負荷ではなく、まずは自重を使ったトレーニングやチューブを使った軽負荷のトレーニングを取り入れ、姿勢や深層筋を意識すること。
少し時間がかかったとしても、子どもたちに負荷をかけすぎることがなく、将来に向けた準備を伝えています。
ジュニア期のトレーニングは、ただ筋力を鍛えるだけでなく、自分の体を知り、正しく操るための大切な期間です。
今、投げることに夢中な少年少女たちにこそ、私が伝えたいことがあります。
「いま身体や頭(考え方)の基盤を作ることで、未来の自分を強く支えることができる」
ということです。
また、私の投球指導では、ジュニア期の選手に無理なことを求めません。
体ができていない段階での無理なトレーニングは、将来の可能性を狭めてしまうことが多いからです。
そのため、私はまず子どもたちとしっかり向き合い、彼らの体の成長に合ったメニューを一緒に作っていくことを大切にしています。
低負荷のトレーニングから始める
大きな負荷のフリーウエイトトレーニングではなく、自重トレーニングやチューブトレーニングを用いて、比較的負荷が低いトレーニングを行いましょう。
深層筋や体幹を鍛えることで、ケガ予防や姿勢改善にもつながります。
姿勢改善とコンディショニング
スマートフォンやゲームの普及で、姿勢が悪くなることも多い時代です。日常生活で使われない筋肉を活性化し、正しい姿勢を保つためのトレーニングが、体のバランスを整え、筋肉のつき方の偏りを防ぎます。
栄養補給と休養の大切さ
栄養はバランスの良い食生活からしっかりと取り、休養を十分に確保することが重要です。
その中でプロテインで補う選択肢も良いと思います。
おすすめのプロテイン👇
ここで間違って欲しくないのがプロテインやサプリを摂れば大丈夫ではなくあくまで食事を中心にプロテインやサプリは補う役割。
そして個人的には寝る時間を削っている中での朝練はあまり良くないと考えています。
朝練をするのであればしっかりと睡眠時間を確保して行いましょう。
体を作るのはトレーニングだけでなく、日々の習慣の積み重ねだと思います。
まとめ
ジュニア期のトレーニングは、体への負担を抑えつつ、将来に向けた基礎作りを行う期間です。
自分の体を知り、しっかり準備することで、次のステップである本格的なトレーニングへとスムーズに移行できるでしょう。
ブログの内容に関して、質問や相談がありましたら、私のInstagramを通じてお気軽にご連絡ください。
過去にこんな投稿をしています👇
【野球人必見】たかが声かけ?投手をダメにするベンチの悪魔のささやき8選!
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指導実績の一部👇
「とりあえずキャッチボール」
が一般的ですが初めのうちに野球の投げ方ではなく押し出すようなダーツ投げで練習を続けてしまうと悪い癖がついてしまいます。
今回のように初めの段階で指導の依頼をいただけたのは個人的にはすごく良いことだと感じました。
「努力は裏切らない」 と言われることがあります。
私も学生時代はそう信じてひたすら投げ込み、走っていました。
しかし筋力はついたが上達しない、そしてオーバーワークで怪我をして終わりました。
学生野球を終えてから気付きました。
正しい方向に向けた努力をしないと「努力は簡単に裏切ります。」 投げる動作って簡単なようで非常に難しいです。
そして投げ方を伝えることも難しい。
伝え方を間違うと投げ方を見失ったり、最悪イップスになることもあったり。
だから当たり前ですが簡単な気持ちで指導はできません。
やるからには真剣に向き合い、一人一人の特徴や感覚を確認し大事に、その中で力を伝える方法を探しています。
決して一方通行の指導にならないように会話、雰囲気を大事に。
今回のような
- 野球未経験の子供
- 控え投手でくすぶっているけどエースを取りたい
そんな投手達に「投げることは楽しいことだよ!」って伝えていきたい。
今回も指導をする中で私も発見できたり、伝え方など勉強にもなりました。
ご利用ありがとうございました。
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指導への想い
少年時代から厳しい言葉を浴びせられ、解決方法もわからず野球が嫌いになり辞めていった人を何人も見ています。
今思うと野球チームの指導者は、どうしても全体を見る中で個人(投手)を見なければならないので、選手個人の課題や悩みはそれぞれです。
そして全体を見なければならないので個々にあった練習メニューは難しく全員同じメニューになりがちです。
野球の現場においては全員同じ練習を行い、その中でたまたま練習方法やコツをや感覚を掴むのが上手な選手が伸びていくことが多かったと思います。
個別の対応がなかなかできないので、私みたいに伸びていかない選手、挫折した選手、素質があっても上のステージに進めなかった選手も多かったと思います。
しかし現場では外部の指導者に依頼をすることに抵抗をもつ指導者が多いのも事実です。
専門的に学んでいる人、専門的な知識を持っている人が増えてきて、個別に指導することが非常に有効になってきました。
例えば、勉強に置きかえると苦手な科目には家庭教師つけたり、塾や予備校に通ったりするのと全く同じ話で、投手(ピッチャー)の個人指導も必要だと考えられます。
だからこそ私は1人でも多く「できない選手をできるようにする」
そして「できるようになることでチーム力が上がり勝利に前進する!」
そして成功体験を経験して楽しく野球をしてほしい。
そんな選手を増やすことが「夢」です。
主な経歴
【福島県 磐城リトルリーグ】
【福島県 平第一中学校 軟式野球】
【栃木県 文星芸術大学附属高校】
🔸県大会優勝2回、関東大会出場 (1回)、甲子園出場(1回) 🔸チームメイトに佐藤祥万(高校日本代表→横浜DeNAベイスターズ→北海道日本ハムファイターズ→広島東洋カープ)
【千葉県 中央学院大学】
🔸全日本大学野球選手権大会(3回)ベンチ外 🔸チームメイトに秋吉亮(東京ヤクルトスワローズ→北海道日本ハムファイターズ→福井ネクサスエレファンツ→福岡ソフトバンクホークス→千葉スカイセイラーズ)
【南関東日野自動車千葉支社(旧 千葉日野自動車)軟式野球部 〜2021】
🔸高松宮賜杯2部出場(日本一+MVP)、高松宮賜杯1部出場 、東日本大会2部出場(日本一)
【現在】 【栃木県 タイセイビッグキャビン(旧ヤマショウルースター)〜】
🔸東日本大会1部出場 、関東クラブ人軟式野球大会(準優勝)
2022年6月〜 【千葉市中央区にてELEVEN DESIGN開業】
🔸投球指導(出張投球指導、オンライン投球指導、千葉市野球スクール)、WEBデザイナー(ワンコインホームページ制作)、防錆塗料代理店
そんな私ですが大人気野球YouTuberのトクサンTVに1度、クーニンTVに2度出演しています。一応貼っておきますので興味があれば是非!!!