今回は4回指導させていただいているSWBCJAPAN(大人の軟式野球・草野球の日本代表)関東Bチームの投手コーチをしてきました。
今回も大人気野球ユーチューバーのトクサンTVのライパチさんよりご依頼いただきました。
今回は東日本交流戦(SWBC JAPAN Aチーム、東北A、白鴎大学軟式野球部が参加)をベンチで観戦して気づいたことを伝えさせていただきました。
関東Bチームは東北Aチームと対戦し1対6にて初戦で敗退してしまいました。
Bチーム投手陣は計5人が登板。
Bチーム投手陣は各々能力は高く1球1球のボールは良いが投げ込む確率が低いので投球が苦しいケースが多く失点に繋がっています。
自チームと違う捕手と組むことや練習頻度も決して多くはないことから難しいと思いますがピッチデザインができるようになれば最小失点にできると思っています。
そんなことをミーティングで伝えさせていただきました。
- 3球で2ストライクを取る(常にボール先行なので)
- ゾーン内で勝負できる決め球(変化球)を作る(勝負できる球がストレートしかない)
- 投げミスが失投にならない投球
- ボール球を振らせる道筋作り
この辺りを伝えました。
試合中は技術指導よりは各投手がマウンドで力を発揮しやすい声かけを意識しています。
降板後に質問してくれる投手もいたのでそこで技術指導やトレーニング方法をお伝えしました。
少しでも今後に生きてくれれば嬉しいです。
そしてBチームだけではなくSWBCJAPAN Aチームの投手の方から投球指導依頼があったり顔を知っている人も増えてきたのでよかった。
今後の皆様のご活躍を楽しみにしています。
ありがとうございました。
↓(初トクサン、変顔のライパチさん、トクサンTVスタッフのダーイシさん)↓
前回伝えたこと👇
3球で2ストライクを取る
常にボール先行の投球の原因は
- そもそもストライクゾーン内に投げる力がない
- 厳しいコースを狙いすぎて苦しくしている
- ストライクを取るのに苦手なコースを捕手が要求する
こんなことがあります。
この試合においては個人個人話を聞くとAチーム(実力者揃い)の対戦チームからのプレッシャーなのか常に厳しいコースを狙いすぎて自分たちからカウントを悪くし常に打者有利の状況を作ってしまっていました。
実力者揃いの中で抑える可能性を上げるのであれば投手有利(ストライク先行)で早く追い込むことが大切になってきます。
打たれたくない気持ちはすごくわかりますがまずはゾーン内に投げ込むことが1番大事だと思います。
そして投手有利の状況を作ることがボール球を振らせる道筋作りに繋がってきます。
ゾーン内で勝負できる決め球(変化球)
ゾーン内で勝負することがストライク先行のピッチングにおいて大切ですがストレートだけでは中々抑えることができません。
そこで重要になってくるのが変化球。
この場合意識したいことは
- 打者を錯覚させる(ストレートだと思わせて振らせる)
- 緩急(タイミングを外す)
- 予想以上の変化量で芯を外す
です。
変化球を投げる際に注意したいことは
- ストレートと変化球でフォームの力感が違う
- 腕の振りが明らかに緩い
です。
投げる前からわかってしまったらあまり意味がなくなってしまうので可能な限り近づけていくことが重要です。※変化球の種類によっては多少のずれはOKです
この辺りを意識して目的にあった変化球を取得することで投球の幅が広がり最終的にはボール球を振らせる道筋作りに繋がってきます。
投げミスが失投にならない投球
投げミスをしない投手はいないと思われます。
ただ投げミスをする確率を低くすることは大切だと思います。
それと同じく投げミスした際に良いコース(逆球でも)に行く環境を作っておくことも大事になってきます。
私の例だと以前はツーシームを投げる際に右打者に死球を与えることが多く悩んでいました。
そんなときにプレートの位置を三塁側から一塁側を使うことによって抜けたツーシームが死球になりにくくなり打者がスイングするゾーンに行くようになりました。
ストレートも自然と投げミスが右打者のインコースギリギリに行くことが多く失投にならない投球を考えるきっかけになりました。
ボール球を振らせる道筋作り
ゾーン内で勝負することが投手にとって大切ですが実力のある打者になってくるとゾーン内だけでは中々打ち取れないケースも出てきます。
そこで重要なのがボール球を振らせる道筋作りです。
まずは打者にゾーン内を強く意識させておくこと。
そして意識させてここで仕留めると決めた時にゾーン内からゾーン外にボールを動かすことによって思わず打者が手が出てしまった!みたいな状況が作れます。
そのためにも常にストライク先行で投手有利の環境を作っておく必要があります。
【使わないと損】お得な割引クーポン
指導への想い
少年時代から厳しい言葉を浴びせられ、解決方法もわからず野球が嫌いになり辞めていった人を何人も見ています。
今思うと野球チームの指導者は、どうしても全体を見る中で個人(投手)を見なければならないので、選手個人の課題や悩みはそれぞれです。
そして全体を見なければならないので個々にあった練習メニューは難しく全員同じメニューになりがちです。
野球の現場においては全員同じ練習を行い、その中でたまたま練習方法やコツをや感覚を掴むのが上手な選手が伸びていくことが多かったと思います。
個別の対応がなかなかできないので、私みたいに伸びていかない選手、挫折した選手、素質があっても上のステージに進めなかった選手も多かったと思います。
しかし現場では外部の指導者に依頼をすることに抵抗をもつ指導者が多いのも事実です。
専門的に学んでいる人、専門的な知識を持っている人が増えてきて、個別に指導することが非常に有効になってきました。
例えば、勉強に置きかえると苦手な科目には家庭教師つけたり、塾や予備校に通ったりするのと全く同じ話で、投手(ピッチャー)の個人指導も必要だと考えられます。
だからこそ私は1人でも多く「できない選手をできるようにする」
そして「できるようになることでチーム力が上がり勝利に前進する!」
そして成功体験を経験して楽しく野球をしてほしい。
そんな選手を増やすことが「夢」です。
お客様からのクチコミはこちら👇
主な経歴
【福島県 磐城リトルリーグ】
【福島県 平第一中学校 軟式野球】
【栃木県 文星芸術大学附属高校】
🔸県大会優勝2回、関東大会出場 (1回)、甲子園出場(1回) 🔸チームメイトに佐藤祥万(高校日本代表→横浜DeNAベイスターズ→北海道日本ハムファイターズ→広島東洋カープ)
【千葉県 中央学院大学】
🔸全日本大学野球選手権大会(3回)ベンチ外 🔸チームメイトに秋吉亮(東京ヤクルトスワローズ→北海道日本ハムファイターズ→福井ネクサスエレファンツ→福岡ソフトバンクホークス→千葉スカイセイラーズ)
【南関東日野自動車千葉支社(旧 千葉日野自動車)軟式野球部 〜2021】
🔸高松宮賜杯2部出場(日本一+MVP)、高松宮賜杯1部出場 、東日本大会2部出場(日本一)
【現在】 【栃木県 タイセイビッグキャビン(旧ヤマショウルースター)〜】
🔸東日本大会1部出場 、関東クラブ人軟式野球大会(準優勝)
2022年6月〜 【千葉市中央区にてELEVEN DESIGN開業】
🔸投球指導(出張投球指導、オンライン投球指導、千葉市野球スクール)、WEBデザイナー(ワンコインホームページ制作)、防錆塗料代理店
そんな私ですが大人気野球YouTuberのトクサンTVに1度、クーニンTVに2度出演しています。一応貼っておきますので興味があれば是非!!!