今回は投球や送球のコントロールを良くするための環境について書いていきたいと思います。
投球・送球アドバイザーとして活動している私ですが
「ストライクが入りません」
「送球が安定しません」
とコントロールに悩みを抱えている選手がとても多いです。
指導をさせていただく中で原因を探っていくと
「もともと投げれたのに投げられなくなった」
ケースが多々あります。
- ファーボール(四球)だすな
- 逃げるな!勝負しろ!(罵声)
- 四球2個出したら交代
- 暴投したら連帯責任で全員罰走
- 暴投したら罵声
こんな声かけ聞いたり、されたことはありませんか?
日本にはこんな雰囲気のチームがカテゴリー(小中高大)関係なく多数存在すると思います。
この雰囲気で
「上手くいった選手がいる」
「勝ち上がって全国大会に行けた」
が成功体験となり長きにわたり残っている。
そして
「この雰囲気こそが強豪校だ!」
「多くの部員の中で他の選手を蹴をとしてでもレギュラーを勝ち取れ!」
みたいなところもあります。
色々なやり方があって良いと思いますので私は否定はしませんが選手を育てるためには違う雰囲気のチームの方が良い!
いや違う雰囲気で育てほしい!気持ちが強いです。
素晴らしい才能を持つ選手なのに表に出てこなかった選手を何人も見てきました。
もしチーム内でコントロールに悩んでいる選手がいるならコントロールを良くさせるための雰囲気作りを周りの選手達から、もしくは指導者の方々からチーム全体で取り組んでみるのが良いかと考えています。
チームの勝利のためには1人だけ上手くてもダメだしチーム全体で個々の能力を上げていくことが最短の道。
その際の声掛けとしては
- 甘くても良いから強い球でファールとろう
- 送球は胸じゃなくても良いからラインだけ意識しよう。左右と下はカバーする。
このほうが良い未来が想像できそうじゃないですか?
ただ試合の中ではドンピシャの送球じゃないといけない場面や甘く投球してはいけない場面もありますが試合中に色々言ってもあまり良い効果はないでしょう。
反省点などは試合後に適切な伝え方で伝えた方が良いと思います。
ただ一言一句拾って野球をしていくと観客の声だったり抑制できない部分はあるので最終的には無視する能力をつけてほしい。
耳に入らないくらい試合に集中する。
それが一番良い状態だと考えています。
最後にもう一回。
送球ミスでの連帯責任罰走は絶対にやめましょう。
過去にこんな投稿をしています👇
指導実績の一部👇
「とりあえずキャッチボール」
が一般的ですが初めのうちに野球の投げ方ではなく押し出すようなダーツ投げで練習を続けてしまうと悪い癖がついてしまいます。
今回のように初めの段階で指導の依頼をいただけたのは個人的にはすごく良いことだと感じました。
「努力は裏切らない」 と言われることがあります。
私も学生時代はそう信じてひたすら投げ込み、走っていました。
しかし筋力はついたが上達しない、そしてオーバーワークで怪我をして終わりました。
学生野球を終えてから気付きました。
正しい方向に向けた努力をしないと「努力は簡単に裏切ります。」 投げる動作って簡単なようで非常に難しいです。
そして投げ方を伝えることも難しい。
伝え方を間違うと投げ方を見失ったり、最悪イップスになることもあったり。
だから当たり前ですが簡単な気持ちで指導はできません。
やるからには真剣に向き合い、一人一人の特徴や感覚を確認し大事に、その中で力を伝える方法を探しています。
決して一方通行の指導にならないように会話、雰囲気を大事に。
今回のような
- 野球未経験の子供
- 控え投手でくすぶっているけどエースを取りたい
そんな投手達に「投げることは楽しいことだよ!」って伝えていきたい。
今回も指導をする中で私も発見できたり、伝え方など勉強にもなりました。
ご利用ありがとうございました。
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指導への想い
少年時代から厳しい言葉を浴びせられ、解決方法もわからず野球が嫌いになり辞めていった人を何人も見ています。
今思うと野球チームの指導者は、どうしても全体を見る中で個人(投手)を見なければならないので、選手個人の課題や悩みはそれぞれです。
そして全体を見なければならないので個々にあった練習メニューは難しく全員同じメニューになりがちです。
野球の現場においては全員同じ練習を行い、その中でたまたま練習方法やコツをや感覚を掴むのが上手な選手が伸びていくことが多かったと思います。
個別の対応がなかなかできないので、私みたいに伸びていかない選手、挫折した選手、素質があっても上のステージに進めなかった選手も多かったと思います。
しかし現場では外部の指導者に依頼をすることに抵抗をもつ指導者が多いのも事実です。
専門的に学んでいる人、専門的な知識を持っている人が増えてきて、個別に指導することが非常に有効になってきました。
例えば、勉強に置きかえると苦手な科目には家庭教師つけたり、塾や予備校に通ったりするのと全く同じ話で、投手(ピッチャー)の個人指導も必要だと考えられます。
だからこそ私は1人でも多く「できない選手をできるようにする」
そして「できるようになることでチーム力が上がり勝利に前進する!」
そして成功体験を経験して楽しく野球をしてほしい。
そんな選手を増やすことが「夢」です。
主な経歴
【福島県 磐城リトルリーグ】
【福島県 平第一中学校 軟式野球】
【栃木県 文星芸術大学附属高校】
🔸県大会優勝2回、関東大会出場 (1回)、甲子園出場(1回) 🔸チームメイトに佐藤祥万(高校日本代表→横浜DeNAベイスターズ→北海道日本ハムファイターズ→広島東洋カープ)
【千葉県 中央学院大学】
🔸全日本大学野球選手権大会(3回)ベンチ外 🔸チームメイトに秋吉亮(東京ヤクルトスワローズ→北海道日本ハムファイターズ→福井ネクサスエレファンツ→福岡ソフトバンクホークス→千葉スカイセイラーズ)
【南関東日野自動車千葉支社(旧 千葉日野自動車)軟式野球部 〜2021】
🔸高松宮賜杯2部出場(日本一+MVP)、高松宮賜杯1部出場 、東日本大会2部出場(日本一)
【現在】 【栃木県 タイセイビッグキャビン(旧ヤマショウルースター)〜】
🔸東日本大会1部出場 、関東クラブ人軟式野球大会(準優勝)
2022年6月〜 【千葉市中央区にてELEVEN DESIGN開業】
🔸投球指導(出張投球指導、オンライン投球指導、千葉市野球スクール)、WEBデザイナー(ワンコインホームページ制作)、防錆塗料代理店
そんな私ですが大人気野球YouTuberのトクサンTVに1度、クーニンTVに2度出演しています。一応貼っておきますので興味があれば是非!!!