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【投手必見】控え投手から全国優勝+MVPになった投手の守備方法!

飯塚 大樹
飯塚 大樹

今回は全国大会優勝+MVP経験の私が投手の守備で意識していることや練習していることををまとめてみました。

  • ✅投げるのは得意だけど守備が苦手
  • ✅送球が不安

以前の私はそんな投手でした。

バントの打球処理が特に苦手で先の塁でアウトにする意識より、無理せず1塁に送球するタイプの投手でした。

しかしピッチングと同様に守備にも真剣に向き合うようになってからは以前より上達し不安が軽減されました。

守備が上達することで自信にも繋がり試合で投げることが格段に楽しくなりました。

24年間野球を続けている私ですがかなり遠回りをしてきました。

しかしこの時間を決して無駄な時間とは言いませんが少なからず後悔があります。

合わない練習や考え方で過ごしてしまうと上達しないので投球がどんどんつまらなくなります。

そして楽しくなくなると上達しないだけではなく最悪野球を辞めることにもつながってしまいます。

「成功体験を経験して楽しくなり、楽しくなることでもっと練習して上達する。

この循環になると見違えるほど成長できると考えています。

私の経験では考え方やコツを理解し楽しく野球をすることがパフォーマンス向上へのヒントになると感じています。

動画も交えながらできる限りわかりやすく解説していきますので最後までご覧ください。

※あくまで選択肢のひとつとして見てみてください。

結論から言うと・・・

投手の守備|一塁送球

投手の守備|一塁ベースカバー

投手のバント処理|セカンド送球

おまけ|強い打球は身体で止めない

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守備が苦手になった理由

高校時代の私は強豪校に進み毎日厳しい練習に励んでいました。

練習時間は朝から晩まで、休みもほぼ無し。修学旅行や学校行事も参加できず、テスト休みすらない環境で心身ともに追い込んできました。

そのぐらい練習をし、心身ともに追い込んでいても最速は129㌔でした。

そんな投手でした。

そんな環境の中で守備に苦手意識を持つことになったのはエラーをして「罰を受けた」からでした。

メンタルが強い方は「そんなことかよ!甲子園目指してるならエラーして罰を受けるのは当たり前だろ!」

そんなことを思うのではないでしょうか。

私は小・中学校時代は決して強豪チームではなく、どちらかというと自由にのびのびプレーしていたのでたったそれだけのことでもストレスに感じてしまいました。

当時練習試合の時に1個エラーをすると試合後に塁間を300球捕球する地獄のノックが待ち受けていました。

当時の私は初めて経験した時に脱水症状になり意識が朦朧、過呼吸をおこし倒れてしまい病院送りになりました。

小・中学と甘い環境で過ごした私にとってはそれがトラウマになり

2度とやりたくない!

意識が強くなり慎重に、慎重に守備をすることになりました。

当然バントは避けられないので打球が来ると身体が硬直しバウンドも合わない、送球はやまなり。

結果アウトにできないのでエラー扱いになり個人ノックへ。

合計4回味わうことになりました。

意識が変わったきっかけ

そんなメンタル弱めな私でしたが縁があって大学野球に進むことになりました。

進んだ大学は比較的自由な環境で高校時代のように厳しい練習があまりなかったので心に余裕ができました。

決してミスが許される環境ではありませんでしたが「罰を受ける」事はありませんでした。

その分部員が180人近くいたのでミスが多いと2軍と入れ替え。

プレッシャーはありましたが「罰を受ける」よりはマシでした。

そしてコーチや先輩方から守備について教えていただきました。

守備は送球が大事

投手の守備では捕球することも大切ですが送球が1番大事だと考えています。

捕球する体制、形はもちろん大切ですが極論はグローブにボールが収まればなんでも良いと思います。

問題は捕球後の送球で

  • 受けてが捕りやすい
  • タッチしやすい
  • 次の送球に繋げやすい

ところに投げれるかが大事だと思います。

そして送球に自信があることで守備に自信がもてると考えています。

投手の守備

考え方と練習方法|一塁送球

✅弱い打球(ゴロ、バント)は打球までとにかく速く!

✅捕る前に減速して打球と衝突しないように!

✅ゴロを捕球したらしっかり1ステップする!

※ステップをすることで強い送球ができる。

✅その時に手だけの送球にならないように!

✅投げやすい姿勢で投げる

※目線を変えるな!腰をあげるな!とたまに聞きますが私はそのような意識はしていないです。捕球したらしっかりステップして投げやすい形で投げる!

✅理想は一塁手のセカンド側

※ランナーと一塁手が交錯することを防ぐため

✅低めに送球

※低めの暴投なら一塁手がカバーしてくれる可能性がある

キャッチボール時にはスローイング練習も入れると自信に繋がります。

考え方|一塁ベースカバー

✅一塁側の打球は必ず反応する。

※最初の一歩が遅れるとバッターランナーよりカバーが遅くなる可能性がある。

✅ベースに向かって全力疾走

※最短距離or弱い打球は少し膨らんだ方がボールをもらいやすい。

✅一塁手と投手のどちらがベースへ行くか指示をする。

※声を出すときは相手に伝わる声で!(言ったと伝わるは違う)

✅余裕があれば捕球してからベースを踏む

※捕球とベースタッチが同時になるとミスや怪我につながる。同時に二つの事をしないようにする。

✅一塁手の送球の位置も事前に確認

✅ベースタッチが終わったらファールゾーンに入らない

※打者走者と接触する可能性があるため。

練習時から以上のことを一塁手と話して事前に送球の位置など話し合っていると試合の時に落ち着いてプレーすることが可能になります。

考え方と練習方法|セカンド送球

✅捕球前に減速する

※送球は背中側なので減速しないと送球と反対側に突っ込んでしまう。捕球時は正面、半身どちらでも良いと思いますが私は正面捕球をしています。

✅ランナーとの勝負なので強い送球を心がける

※弱い送球だとダブルプレーが難しい+オールセーフになる可能性もある

✅ベース正面orやや一塁側に投げる

※三塁側に投げてしまうと野手が逆をつかれ一塁に送球する時にロスしやすい

キャッチボール時にはスローイング練習も入れると自信に繋がります。

考え方|強い打球は身体で止めない

ピッチャー返しは反応でたまたま捕球できたらラッキーくらいの考えで良いかと思っています。

基本的には危ないので逃げます。

  • 身体で止めろ
  • ✅逃げるな

そんなふうに練習で指導を受けるチームもあるみたいですが絶対に安全第一です。

ピッチャー返しが当たった場合に考えられることは

  • 痛みでパフォーマンスが落ちる
  • ✅致命的な怪我をした場合に試合に出るチャンスを失う
  • ✅当たりどころが悪いと命を落とす可能性も

です。

実際に私が中学時代に戦った球友(全国大会ベスト4投手)は高校に進みピッチャー返しを受け命を落としてしまいました。

高校一年生で素晴らしい投手だった彼は運悪くピッチャーライナーがある場所に当たってしまい…。

野球は素晴らしいスポーツだけど危険なスポーツでもあると真剣に考えさせられました。

ボールは使い方を間違えれば時に凶器にも変わります。

ピッチャーやってると必死ですし一瞬の判断になりますが

「身体で止める」ことにリスクがあることを理解した上で指導や練習をすることがベストだと考えています。

ピッチャー返しの練習をする際は安全第一(柔らかいボール等)で必ず行いましょう。

まとめ

以上が私が取り組んだ投手の守備についての解説です。

日々の練習をただこなすより「なぜこの練習をやるのか」と考えて取り組むことで上達する可能性は高くなると思います。

メンタルが強い人、弱い人。

コツを掴むのが早い人、遅い人。

感がいい人、悪い人。

色々な投手がいるのでいろいろな考え方や練習方法があります。

選択肢の一つになればと思い投稿させていただきました。

色々な選択肢の中から自分が納得して取り組めるものを挑戦することが良いと思います。

そして納得した上で「継続」していくことが大事じゃないかと思います。

参考になれば嬉しいです。

このブログでは

  • 球速アップの方法
  • 実戦で使える事
  • フィールディングの意識
  • 練習方法

などを投稿していきます。

投手向けにヒントや選択肢が与えられるような投稿を目指しているので待っててもらえると嬉しいです。

参考になった方は悩んでる友達に教えてもらえると投稿者としては嬉しいです。

球が遅かったから下手くそだったからこそ伝えられることもあると思います。

1人でも多くの投手の力になれれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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主な経歴

【福島県 磐城リトルリーグ】

【福島県 平第一中学校 軟式野球】

【栃木県 文星芸術大学附属高校】

🔸県大会優勝2回、関東大会出場 (1回)、甲子園出場(1回) 🔸チームメイトに佐藤祥万(高校日本代表→横浜DeNAベイスターズ→北海道日本ハムファイターズ→広島東洋カープ)

【千葉県 中央学院大学】

🔸全日本大学野球選手権大会(3回)ベンチ外 🔸チームメイトに秋吉亮(東京ヤクルトスワローズ→北海道日本ハムファイターズ→福井ネクサスエレファンツ→福岡ソフトバンクホークス→千葉スカイセイラーズ)

【南関東日野自動車千葉支社(旧 千葉日野自動車)軟式野球部 〜2021】

🔸高松宮賜杯2部出場(日本一+MVP)、高松宮賜杯1部出場 、東日本大会2部出場(日本一)

【現在】 【栃木県 ヤマショウルースター〜】

🔸東日本大会1部出場 、関東クラブ人軟式野球大会(準優勝)

2022年6月〜  【千葉市中央区にてELEVEN DESIGN開業

🔸投球指導(出張投球指導、オンライン投球指導、千葉市野球スクール)、WEBデザイナー(ワンコインホームページ制作)、防錆塗料代理店

そんな私ですが大人気野球YouTuberのトクサンTVに1度、クーニンTVに2度出演しています。一応貼っておきますので興味があれば是非!!!

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長くなりましたがこんな人間です。

今後ともよろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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