今回はSNSを牽制球や偽投の動画を投稿し
このケースはボークですか?
と書いて投稿したところ多数の回答をいただけたのでまとめさせていただきました。
野球には多くのルールが存在しますが、その中でもボークは投手に大きな影響を与える重要なルールの一つです。
しかし、ボークは審判の判断による部分が多く、初心者だけでなく経験者にも理解が難しいと感じられることがあります。
今回は、ボークの基本ルールの説明や実際の事例(動画)を参考にわかりやすく伝えることができれば良いなと考えています。
ボークとは?
ボークとは、投手が不正な投球動作を行った場合に審判が宣告する反則行為です。
この反則が発生すると、塁上のランナーは無条件で1つ進塁する権利を得ます。
ボークのルールは、投手がランナーを騙そうとする動きを防ぐために設けられており、攻撃側と守備側の公平性を保つ役割を果たしています。
なのでルールをしっかり理解することで無条件に1つ進塁させることを防ぐことができます。
攻撃側の場合はルールをしっかり理解することで素早くアピールをすることができ無条件に1つ進塁させることができる可能性があります。
動画について解説
セットポジションに入ろうとして中断するケース
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今回のケースはボークを取られる可能性が高いです。
投手がセットポジションに入ろうとした際、一度動作を中断してしまうことがあります。
この場合、中断後に再度動作をやり直すときは注意が必要です。なぜなら、投球動作の途中で動きを止めたり、不規則にリズムを変えることはランナーやバッターに不正な影響を与える可能性があるため、ボークと判断されることがあるからです。
先日少年野球の大会に応援に行っていた際に見られたシーン。
私が見ていた場面では一塁ランナーを気にしていて今回のようなセットの入り方を何度も行っておりました。
しかし試合ではボークは取られずに流されていました。※ちなみにこの投手は1イニングしか投げていなかった。
私は観客の1人として見ていたので口は出しておりませんがその後も続けて同じ入り方をしていたのでその投手はルールをよくわかっていないのではないかと思ってみていました。
たまたま隣で一緒に見ていた関係者の方に「あれボークですよね?」と話をして、その方が試合後に試合の審判さんに確認したところやはりボークでした。
しかしその試合の審判さんたちは流したみたいです。
ちなみに試合中にどちらのベンチからもセットの入り方を気にする声かけはなかったです。
ここで全員がルールを共有しておけば
- 攻撃側のベンチが気づいたら審判さんに一度確認をする事で2回目でボークをとってくれる場合もある
- 守備側であればボークを取られるリスクを極力防ぐことができる
セットポジションから一塁への偽投パターン①
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今回のケースはボークを取られる可能性が高いです。
セットポジションから偽投をする際はしっかりピッチャープレートから足をはずすことと教わったことがあると思うので動画を見ると足は確かに外れています。
しかしピッチャープレートから足をはずす際にもルールがあってピッチャープレートの後方(画像の赤ライン)にはずす事が必須になります。
今回の動画ではしっかりはずしてはいるもののピッチャープレートの後方(画像の赤ライン)は越えていないのでボークになる場合があります。
審判さんからどう見えたかが重要なので見逃してくれるケースや微妙な場合はボークを宣告される場合もありますので注意が必要です。
セットポジションから一塁への偽投パターン②
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今回のケースはボークを取られる可能性は低いです。
パターン①で解説いたしましたが今回の場合はピッチャープレートの後方(画像の赤ライン)をしっかり越えているのでボークになる可能性は低いと思います。
セットポジションから一塁への牽制球
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今回のケースはボークを取られる可能性は低いです。
投手が投手板を外さずに一塁へ送球する場合、“投手板上で軸足が踏み変わってもその動作が一挙動であればさしつかえない”。とあります。
グランド状況やピッチャープレート周辺の状態などによって、プレートの前や横に軸足を外した方が投げやすいケースもあるため、容認されている投げ方です。
しかし原則として二塁の方向へ軸足を外すことが基本ルールになっているので、審判さんによってはボークを宣告される可能性があリますので注意が必要です。
ちなみに私は26年間投手をしていますが一度もボークを取られたことはありません。
まとめ
セットポジションから一塁への牽制球や偽投などは常にボークのリスクを伴います。
まずはルールをしっかりと理解することが大事です。
その上でボークは審判さんの捉え方で変わってくるので紛らわしい動きは極力避けていきましょう。
カテゴリーによっては偽投は遅延行為になりピッチクロックで注意が入る場合もあるので意図のない動きはそもそもしないことも心がけましょう。
「ルールを制するものがゲームを制する」
過去にこんな投稿をしています👇
【野球人必見】たかが声かけ?投手をダメにするベンチの悪魔のささやき8選!
【野球人必見】たかが声かけ?投手を奮い立たせるベンチの激励9選!
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指導実績の一部👇
「とりあえずキャッチボール」
が一般的ですが初めのうちに野球の投げ方ではなく押し出すようなダーツ投げで練習を続けてしまうと悪い癖がついてしまいます。
今回のように初めの段階で指導の依頼をいただけたのは個人的にはすごく良いことだと感じました。
「努力は裏切らない」 と言われることがあります。
私も学生時代はそう信じてひたすら投げ込み、走っていました。
しかし筋力はついたが上達しない、そしてオーバーワークで怪我をして終わりました。
学生野球を終えてから気付きました。
正しい方向に向けた努力をしないと「努力は簡単に裏切ります。」 投げる動作って簡単なようで非常に難しいです。
そして投げ方を伝えることも難しい。
伝え方を間違うと投げ方を見失ったり、最悪イップスになることもあったり。
だから当たり前ですが簡単な気持ちで指導はできません。
やるからには真剣に向き合い、一人一人の特徴や感覚を確認し大事に、その中で力を伝える方法を探しています。
決して一方通行の指導にならないように会話、雰囲気を大事に。
今回のような
- 野球未経験の子供
- 控え投手でくすぶっているけどエースを取りたい
そんな投手達に「投げることは楽しいことだよ!」って伝えていきたい。
今回も指導をする中で私も発見できたり、伝え方など勉強にもなりました。
ご利用ありがとうございました。
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指導への想い
少年時代から厳しい言葉を浴びせられ、解決方法もわからず野球が嫌いになり辞めていった人を何人も見ています。
今思うと野球チームの指導者は、どうしても全体を見る中で個人(投手)を見なければならないので、選手個人の課題や悩みはそれぞれです。
そして全体を見なければならないので個々にあった練習メニューは難しく全員同じメニューになりがちです。
野球の現場においては全員同じ練習を行い、その中でたまたま練習方法やコツをや感覚を掴むのが上手な選手が伸びていくことが多かったと思います。
個別の対応がなかなかできないので、私みたいに伸びていかない選手、挫折した選手、素質があっても上のステージに進めなかった選手も多かったと思います。
しかし現場では外部の指導者に依頼をすることに抵抗をもつ指導者が多いのも事実です。
専門的に学んでいる人、専門的な知識を持っている人が増えてきて、個別に指導することが非常に有効になってきました。
例えば、勉強に置きかえると苦手な科目には家庭教師つけたり、塾や予備校に通ったりするのと全く同じ話で、投手(ピッチャー)の個人指導も必要だと考えられます。
だからこそ私は1人でも多く「できない選手をできるようにする」
そして「できるようになることでチーム力が上がり勝利に前進する!」
そして成功体験を経験して楽しく野球をしてほしい。
そんな選手を増やすことが「夢」です。
主な経歴
【福島県 磐城リトルリーグ】
【福島県 平第一中学校 軟式野球】
【栃木県 文星芸術大学附属高校】
🔸県大会優勝2回、関東大会出場 (1回)、甲子園出場(1回) 🔸チームメイトに佐藤祥万(高校日本代表→横浜DeNAベイスターズ→北海道日本ハムファイターズ→広島東洋カープ)
【千葉県 中央学院大学】
🔸全日本大学野球選手権大会(3回)ベンチ外 🔸チームメイトに秋吉亮(東京ヤクルトスワローズ→北海道日本ハムファイターズ→福井ネクサスエレファンツ→福岡ソフトバンクホークス→千葉スカイセイラーズ)
【南関東日野自動車千葉支社(旧 千葉日野自動車)軟式野球部 〜2021】
🔸高松宮賜杯2部出場(日本一+MVP)、高松宮賜杯1部出場 、東日本大会2部出場(日本一)
【現在】 【栃木県 タイセイビッグキャビン(旧ヤマショウルースター)〜】
🔸東日本大会1部出場 、関東クラブ人軟式野球大会(準優勝)
2022年6月〜 【千葉市中央区にてELEVEN DESIGN開業】
🔸投球指導(出張投球指導、オンライン投球指導、千葉市野球スクール)、WEBデザイナー(ワンコインホームページ制作)、防錆塗料代理店
そんな私ですが大人気野球YouTuberのトクサンTVに1度、クーニンTVに2度出演しています。一応貼っておきますので興味があれば是非!!!